ペギー葉山と井上陽水の最高の歌声に感動!50年代ポップスの素晴らしさ

ペギー葉山さんと井上陽水さんが、1984年12月4日に共演されたフジテレビ「ミュージックフェア―」は、今でも色褪せない永遠の最高傑作だと思う。しかし、約30年も前のこの映像を観る事はもはや出来ないだろう、と思っていたが、YOUTUBEにアップされているのを見つけた!

そこに寄せられたコメントを観ると、まさに共感できるものだ。


50年代ポップスって僕みたいな20代にはすごい言葉だ。忘れ去られた美しい音楽たち、、、。

いいもの聴かせて貰いました。 母と一緒に大感動です。 陽水さんの嬉しそうなお姿 天使のような美声も何を歌われても上手…最高です。有難う御座います!

陽水
なんちゅう美しい声
独特の陽水節を抑えて歌ってる貴重だ

貴重な映像の投稿、ありがとうございます。 感動しました。

 

その映像がこちらです↓
※投稿者からのコメント※
冒頭15秒~50秒まで音声が途切れてしまいますが、その後は音が出てきます。音声が途切れた部分では、井上陽水さんが、ペギー葉山さんがドミノを歌っておられるのをテレビで観て、素晴らしいと感動したエピソードを話されています。それで「是非仕事ご一緒したい!」と通知を書かれたそうです。VHSで録画していたものなので、画像は悪いですが、お二人の美しく素晴らしい歌声をご堪能ください!

ペギー葉山さんと井上陽水さんの共演のきっかけ

それは、井上陽水さんが自ら語った言葉により知ることができます。若い頃の井上陽水さんは、ペギー葉山さんを当然ご存知ではおられましたが、特段ファンという訳ではなかったそうです。しかし、或る日テレビでペギー葉山さんが【ドミノ】を唄っておられるのを観て、「素晴らしい」と衝撃を受けられたそうです。

そして井上陽水さんは、自ら『お仕事一緒にしたい』と通知を書かれ、実現したのがこの〔ミュージックフェアー〕でした。

その事を、ペギーさんを前にして、〔ミュージックフェアー〕内でも語られていましたが、それから後年に、陽水さんは、こう語られています。

ペギー葉山さん、(歌)上手かったねぇ
『ミュージックフェア』で共演したときね
ビデオを録ってあるけど、今でも好きだね
あの方は俺たちなんかよりも
プロっていうことの意味を世代的に知っているよね
こっちはいいかげんで、歌詞を覚えていないで
スタジオ入っちゃって
彼女は全部覚えていた
昔から大好きな歌手だっていうわけじゃなかったけど
ところが彼女の出演しているテレビ番組を見たのね、偶然
感動した
「ドミノ」という曲があるのね
彼女のデビュー曲で
それを聞いたとき、涙が出てきた
いい曲なんだ
詩がすごい
こういう歌なのね(と歌う)

その後、陽水さんは、【ドミノ】を自ら歌ったアルバム『UNITED COVER』をリリースされています。

50年代ポップスの素晴らしさ

私はまだ30代だが、親の影響で50年代ポップスを知っている。それだけに、今の世代の若者がこの歌を知らないことを可哀相にさえ思える。

時代によって古臭くなる流行や駄作などもあるが、どのジャンルにも色褪せない最高傑作というものがある。しかし昨今は段々と衰退に向かっている感が否めないのは私だけだろうか。

音楽の世界においても、新しさを求めているだけで薄っぺらく希薄なものになっているように思える。

50年代ポップスは古臭いと思うどころか、情操教育や心の安定を齎す素晴らしい音楽だ。

井上陽水さんが感動した【ドミノ】も同様だ。

天才・井上陽水さんを敬服させたペギー葉山さん

この〔ミュージックフェアー〕出演時、井上陽水さんは36歳、ペギー葉山さんが51歳です。

陽水さんと言えば、どの番組に出てもサングラス姿・ラフな格好、そして年上の人にでさえも迎合しない我が道を行く印象です。しかし、その陽水さんに襟を正させ、羨望の眼差しで見つめられるペギー葉山とはどれ程の存在なのか、この映像が物語っています。

陽水さんの表情を見ると、ただ先輩への礼儀という以上に、嬉しさと興奮と歓びで表情が輝き、素晴らしく本物の歌い手の前で真摯な態度で最善の力を発揮されています。

この映像で感じたのは、人は誰しも魅力的な人、素晴らしい人、本物の前では男女に関係なく、誰しも襟を正すということです。

ペギー葉山さんは昨年(2017年)にお亡くなりになられましたが、超絶に歌がお上手な上に、美しく、センスが抜群で、多くの人を魅了する人間的にも魅力的な方でした。そのペギー葉山さんを失った今、哀愁の意が改めてペギー葉山さんの偉大さに敬服し、日本の誇りだとお伝えしたいと同時に、ご冥福をお祈りしたい。

 

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